はじめに:「ウチの魅力って、たぶん“人”なんですよね」
これはSNS採用を考えてる会社さんから、よく聞くセリフ。
「うちの会社、福利厚生とか給料じゃ勝てないんですよ。
でも、働いてる人たちはほんまにええんですわ」
わかる。めっちゃわかる。
じゃあ聞きますけど、
その“人の魅力”、ちゃんと発信できてますか?
社員の顔が出てない、声が聞こえないSNSで、どうやって“人の良さ”が伝わるのかって話です。

求職者が一番信頼するのは、「会社」じゃなく「そこで働く人」
どんなにキレイな会社概要を作っても、
採用サイトに立派な社長メッセージを書いても、
求職者が一番参考にしてるのはコレ👇
✅ 社員の表情
✅ スタッフの話し方
✅ “リアルな声”と“言葉の温度”
つまり、“人の空気感”が見えた瞬間に、「ここなら大丈夫かも」が生まれる。
これは、旅行先を選ぶときに「ホテルの設備」より「泊まった人のレビュー」見て決めるのと同じ構造。
SNSの世界では、“企業”より“個人”の言葉のほうが、10倍刺さります。

社員発信が最強である理由【3つの圧倒的メリット】
メリット①:信頼が一気に深まる
✔ 実在の人間が話している
✔ 嘘っぽくない
✔ カメラ越しでも“人柄”が伝わる
→ これだけで「この人たちと働いてみたい」が芽生える。
メリット②:「この職場で働く未来」が想像できる
社員が出てくると、求職者は自然に自分を重ねます。
「この人と同じ年齢」
「自分と同じタイプ」
「入社動機が似てる」
→ こうやって、“自分ごと化”が進む=応募率が上がる。
メリット③:採用ブランディングだけじゃなく社内の雰囲気もよくなる
社員がSNSに出るって、最初はちょっと恥ずかしい。
でも、それが続くとこうなる👇
「見たよ!」と周囲から声をかけられる
自分の仕事を“見られる前提”でやるようになる
他のメンバーとも自然に話す機会が増える
→ “発信文化”が社内の活性化に直結する。

実践!社員の力を借りた“採用コンテンツ”の作り方
コンテンツ①:「入社のきっかけ」を語るリール動画
なぜこの会社に入ったのか?
面接で不安だったこと
「ここで働こう」と決めた瞬間
📹30秒程度でOK。本人の声で語ってもらうだけで、共感爆発。
コンテンツ②:「1日のルーティン」密着投稿
出勤 → 朝礼 →仕事中 →ランチ →午後の動き →退勤
写真数枚+軽いコメントでOK
リール or ストーリーズで分けてもよし
→ “働く自分”がイメージできるので、内定承諾率がグッと上がる。
コンテンツ③:「正直、しんどかったこと」シリーズ
勇気いるけど効果バツグン。
「入社当初、電話が怖くて3回取るの逃げました(笑)」
「営業数字がなかなか伸びずに落ち込んで…でも、周りが励ましてくれました」
→ リアルな声こそ、“ウチで頑張れるかも”という希望になる。
コンテンツ④:「スタッフが語る社内のいいところ」
形式ばらず、会話形式やQ&AでもOK👇
Q:この会社の好きなところは?
A:「朝イチでコーヒー入れてくれる先輩がいる☕️」
A:「部長がマジで下ネタ言わない。超安心(笑)」
A:「失敗しても、チームで助けてくれる」
→ こういう“しょうもないけどリアル”な話が一番刺さる。

よくある質問とその解決策
❓「社員が出たがりません…」
✅ → 無理に出さない。“出てもいい人だけ出す”で十分。
最初は1人でもOK。それを見た他のメンバーが「あれ?意外と反応いいやん」と思ったら、自然に増えていきます。
❓「社員に発信させて炎上しないか心配です」
✅ → 会社側で最低限のガイドラインは作る(以下例)👇
社員発信ルール例:
誹謗中傷・政治宗教ネタは禁止
個人情報はNG
クレーム対応中の案件は触れない
オチが弱いときはストーリーでやる(笑)
→ 明るく運用してOK。でも、最低限の安心は担保してあげること。

まとめ:「会社が何を言うか」より「誰が言うか」
SNS採用において、最大の信用獲得コンテンツは、“社員の素の言葉”です。
会社からのメッセージには、「広告っぽさ」がつきまとう。
でも、社員の言葉には「生活のにおい」がある。
その“におい”こそが、求職者の感情を動かす。
✔ 求職者の心に響くのは:
社長の理念より、スタッフの本音
募集要項より、スタッフの1日
給料より、「この人たちと働きたい」という気持ち
だからこそ、これからの採用は、“社員を主役にした発信”が鍵になる。
