ライブコマースとは?今、注目されている理由

ライブコマースとは中国が発祥のイーコマースの新しい販売手法です。

日本での認知度はまだ低く「詳しくは知らないが、聞いたことがある」と回答された方は約2割です。
参考:ライブコマースの動向整理2020年6月

しかし、いち早くライブコマースを導入した企業では
「売り上げが過去最高額に到達」
「1時間で6000人を集客し、100万円の売り上げた」
など、多大な利益を出しています。

[speech_balloon_left2 user_image_url=”https://fukuoka-doga-studio.com/wp-content/uploads/2022/03/フッラト1.png” user_name=”フラット”]中国では「2時間で3億円売り上げた」「1秒で55台の車が売れた」など、話題になったこともあるようです。[/speech_balloon_left2]

売上UPの可能性を秘めている販売手法ですが、日本での認知度は2割です。
知らない方は、今すぐこの記事を読んでみて下さい。

今回の記事ではライブコマースとは何か?概要から市場の状況、メリット・デメリットについてまとめています。
これだけの結果をだしている販売手法は、間違いなく今後成長すると予想されます。
参入するなら、今がチャンスです!

 

目次

ライブコマースとは何か?

ライブコマースとはECサイトによるオンライン販売とライブ配信を組み合わせた販売手法です。
わかりやすく言うと、実演販売のライブ配信バージョンです。

TVやショッピングセンターでよく見かける実演販売は、商品を実際に使ってみた時の様子を確認して購入することができます。
ECサイトでは写真やテキストでの情報から商品について把握できますが、実際の使用感は想像するしかありません。
中には届いてみて思ったものと違った…という事もあります。

しかし、ライブコマースを導入することで、そういった悲劇を避けることができます。
顧客である視聴者はライブ配信で実際の商品を使っている様子をリアルに確認することができます。
商品のサイズ感や使用感、掃除機など音が気になる家電であれば音など、写真やテキストではわからない部分が伝わります。
ライブ配信ですので、気になったことがあればその場で質問することができますし、「○○してみてください」など要望を伝えてその場で確認することも可能です。

ライブコマースは、専用のプラットフォーム・自社のECサイト・SNS上でライブ配信を行い、視聴者はそのコンテンツを視聴しながらサイト経由で商品を販売するという流れになっています。
これらの特徴から、ECサイトにくらべ、ライブコマースでは購入率が高くなる傾向があります。

 

ライブコマースの市場状況

先述のとおり、日本でのライブコマースは認知度が低く、まだまだ軌道には乗っていません。
株式会社ジャストシステムが調査した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2019年総集編」から市場状況を確認してみました。
→参考サイトはこちら

【ライブ動画を視聴したことがある人の割合】
2017年12月度調査では8.5%
2019年9月度調査では16.6%
※約2年で割合はほぼ2倍に増加

【ライブコマース視聴経験がある人で、商品を購入したことがある人の割合】
2017年12月度調査では29.8%
2019年9月度調査では50.0%
※約2年で割合はほぼ2倍に増加

まだまだ新しい販売手法のため、データは少ないもののこの2年で約2倍に成長している市場です。
生活様式の変化で、一気にオンライン化が進んだことも今後の市場成長に影響を与えると予想ができます。

ライブコマース発祥中国や、韓国、アメリカなど他国でもライブコマースの市場は成長傾向であり、今後日本でも成長が期待できると考えられます。

 

なぜライブコマースが注目されているのか?

日本・海外における市場の成長具合をみるに、なぜ今ライブコマースが注目されるのでしょうか?
注目されている理由とライブコマースのメリット・デメリットについても触れていきます。

■注目されている理由

ずばり、顧客がECサイトから購入する場合のデメリットが解消できるというのが大きいでしょう。
ECサイトの一番のデメリットと言えば「商品がイメージと異なる場合がある」だといえます。
実際の商品を取って確認ができないため、サイズ感や使用感、サイト上の写真やテキストではわからない部分がライブコマースでは確認できます。

実演ライブ配信中にその場で商品について質問をしたり、「○○を見せてほしい」など要望を伝えられるため、販売者側とリアルなコミュニケーションが取れるのも魅力の一つです。
ライブコマースは顧客に商品情報をより適切に伝えられ、販売者と顧客のコミュニケーションツールとしても活用できます。

[speech_balloon_left2 user_image_url=”https://fukuoka-doga-studio.com/wp-content/uploads/2022/03/フッラト1.png” user_name=”フラット”]思った通りの商品が購入できるサイトであること、丁寧なコミュニケーションを心がけることで顧客の好感度が上がって、顧客のファン化→リピーターの獲得にも繋がります。[/speech_balloon_left2]

<メリット>

顧客からすれば、販売者とリアルタイムにコミュニケーションが取れるため、自宅にいながら実店舗のような接客を受けられます。
ECサイトと比べ、商品情報がより適切に得られるため、思った商品と違う…という悲しい出来事が起こりにくくなります。
販売者側はライブ配信を視聴してもらえれば販売できるので、規模の拡大は容易ですし、購入までの動線がスムーズなため、顧客の離脱が少なくてすみます。
顧客・販売側ともに利便性が高く、売り上げUPも期待できます。

<デメリット>

ライブコマースはリアルタイムでの販売になるため、顧客がいつでも見られるわけではありません。
配信中に顧客を集める必要があります。
集客が出来なければ、当然売上に直結します。
そのため、web上での告知・集客に力を入れる必要があります。

 

まとめ

ライブコマースとは、中国発祥のECサイトにおける新しい販売手法です。
実際に商品を使う様子をライブ配信でリアルタイムに配信するため、商品のサイズ感・使用感・テキストや写真からはわからない商品情報が得られたり、販売者側と顧客とがリアルタイムにコミュニケーションが取れます。
そのため、ECサイトで起こりがちな「思っていた商品のイメージと異なる…」という顧客側のデメリットが解消しやすく、販売者側としてもライブ配信さえ視聴してもらえれば、販売規模を容易に広げることができる手法です。

リアルタイムで見てもらえなければ意味がないのでweb上での告知・集客には力を入れる必要がありますが、成功すれば売上UPにつながるチャンスであるといえます。

ライブコマースの市場は、日本ではまだ認知度が低く調査では2割程度という結果が出ていますが、市場規模は2年間で2倍に増加しています。
海外では中国をはじめ、韓国、アメリカ等でも市場は拡大傾向です。
生活様式の変更も後押しし、今後市場が拡大することが予想されます。

今参入すれば、今後の市場拡大に合わせ売上が伸びていく可能性も期待できます。
ECサイト運営を手掛けているのであれば次のステップとしてライブコマースの導入も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

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