ライブコマースの市場を調査!日本と中国ほか、海外の状況

ライブコマースは日本での認知度が20%程度の販売手法ですが、中国での利用者数は2億6,500万人に上り、すでに成功している販売手法であるといえます。
中国以外の欧米諸国でも広がりを見せ、今後市場の拡大が予想されています。

今回は、日本・海外でのライブコマース市場の状況を紹介します。
恐らくですが、現在認知度が20%程度とかなり低い日本でも、新型コロナウイルスの蔓延・5G普及などの影響も受け急速に市場が拡大するのではないでしょうか?

今のうちに諸外国の状況も合わせて把握し、参入するならばいち早く動き出せるよう準備をしましょう!

[speech_balloon_left2 user_image_url=”https://fukuoka-doga-studio.com/wp-content/uploads/2022/03/フッラト1.png” user_name=”フラット”]ライブコマースを導入することで、ECサイトと比較し、商品・サービスの購入率がグッと上がります!
今興味がなくても、知っておいて損はないと思いますよ![/speech_balloon_left2]

 

目次

ライブコマースの市場|各国の状況

新しい市場のためデータが浅いものも多いですが、右肩上がりの成長が見られます。
各国の企業の動向を合わせて評価すると、今後の成長が期待できるといえます。
日本をはじめ、発祥の地である中国・諸外国の状況を国別にみていきましょう。

【日本】ライブコマースの認知度は20%

日本ではライブコマースについて「内容を含め、良く知っている」割合は4.1%と1割未満です。
「聞いたことがある」割合17.8%を含め、ようやく2割に達した状態です。
しかし、資生堂やユニクロなど、大企業がライブコマースを取り入れ成功を収めている事例もあります。

ライブコマースを利用したことがある方が感じた良かった点として
・商品の様子を動画で確認できる
・買い物をするとき、不明点や疑問点を確認できる
・価格や評価をその場で確認できる
と、回答が得られました。

これらの良かった点はECサイトで商品・サービスを購入する場合のデメリットをカバーするものです。
ECサイトよりもライブコマースを導入することで商品・サービスの売り上げがUPする理由にもなっていることがわかります。

新型コロナウイルスの蔓延による、オンライン化が進むなか、今後は日本でもライブコマースの市場が拡大することが容易に予測できます。
※参考サイト:ライブコマースの動向整理(2020年6月)

 

【中国】ライブコマース発祥の地!

中国では2016年頃から始まり、市場の成長スピードも早く、1年で約3.3倍の規模に拡大しました。
今後も約2倍の成長が見込まれています。

中国でライブコマースを取り入れている有名な企業にアリババグループの「淘宝」(タオバオ)や「蘑菇街」(モグジェ)などがあります。

「淘宝」(タオバオ)は、アリババグループの電子商取引プラットフォームで毎日35万時間を超えるライブ配信が行っています。
2019年の成約額は2,000億元を超え、取り扱っている商品は約4000種類です。

蘑菇街」(モグジェはファッションに特化したソーシャル電子商取引プラットフォームです。
56,000人のファッションインフルエンサーがライブ配信を実施し、商品の宣伝、販売を実施しています。
2019年3月には、1日あたり3,600時間のライブを配信し、ライブコマース取扱額は41億元(全取扱額の23.6%)となっています。

また、TikTokは2018年にショッピングカート機能の提供を開始し、淘宝(タオパオ)等のプラットフォームとの接続を可能にしました。
このような状況からも予想されている通り、市場の成長が期待できます。
※参考サイト・グラフ引用:ライブコマースの動向整理(2020年6月)

 

【台湾】今後の盛り上がりに期待大!

台湾ではもともとライブストリーミングの利用者が多く、市場規模は100億円と推定されているようです。
主にスモールビジネスの販促として使われ、ライブ配信からECサイトへ誘導し、購入を促す方法が一般的となっています。

台湾の大手ECプラットフォームの中には、ライブコマース機能をリリースする企業も出てきているようで、今後盛り上がりが期待できる国の一つです。

【欧米諸国】

ECサイト最大手のAmazon.comも2019年2月からライブコマースを導入し、販売実績を伸ばしています。
※詳細は次の章で紹介します。
ヨーロッパではスウェーデンファッションブランド「MONKI」やコスメブランド「Lyko」などが、ライブコマースに力を入れているようです。

[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://fukuoka-doga-studio.com/wp-content/uploads/2022/03/フラット3.png” user_name=”フラット”]日本・中国以外の諸外国でもライブコマースに乗り出す知名度の高い企業が増えているようです!
まだまだ新しい販売手法なので、今後の動向も要チェックですね![/speech_balloon_right1]

 

GAFAも注目!ライブコマース参入事情

2020年はGAFAと呼ばれる4大企業のうち、Google、Amazon、Facebookの3社から、ライブコマース機能のリリースが相次ぎました。
ライブコマースの需要の高さを感じますね。
他にも大手である「楽天」「SHOWROOM」もライブコマース機能を導入しました。

 

Google|Shoploopをリリース

2020年7月にリリースされた機能です。
消費者が商品を購入するまでの「商品を見つける」→「口コミの確認」→「購入」という動作をひとつのプラットフォームで完結させることを目標に作られました。

他のライブコマースと異なり、90秒という配信時間制限が設けられています。
チャットによるリアルタイムでのやり取りができる点では変わりありませんが、時間が限られている事で必要な情報が凝縮され、購入者としては効率よく、ショッピングが楽しめます。

 

Amazon|Amazon Live

実は2016年にライブコマースを導入していましたが、2017年に撤退しました。
理由は定かではありませんが、視聴率・売り上げの低迷と予想されています。
しかし2020年7月よりAmazon Liveとして機能を実装し、再びライブコマースへ参入しました。

最大の特徴はAmazonで取り扱っている商品であればすべて取り上げることができることです。
そのため、関連する商品をまとめて視聴者へ紹介し、販売することが可能です。
まだ日本ではリリースされていませんが、今後の需要に合わせ導入される可能性があります。

 

Facebook|ライブショップ機能

Facebookは2020年5月にライブショップ機能を導入し、Instagramにも実装しました。
無料で利用はできますが、一定の条件を満たし、Facebookから承認を受ける必要があります。
試しにライブコマースを実践してみたい!という方にはおすすめです。

 

諸外国ではライブコマース市場は急成長!日本でも成長の可能性大!

日本ではまだまだ認知度の低いライブコマースですが、中国をはじめとする海外では市場の急成長・大企業の参入が見られ需要の高まりが感じられます。

導入されてまだ間もないため、統計などのデータが見えない部分もありますが、GAFAと呼ばれる4大企業のうち「Google」「Amazon」「Facebook」の3つが、ライブコマースを導入していることから今後市場の成長が大いに期待されます。

認知度が低い今が、参入のチャンスではないでしょうか?
興味がなかった方はこれをきかっけに、参入を検討してみるも良いかもしれませんね^^
もし、実践してみたい!というのであれば一定の条件はありますが無料で参加できるFacebookのライブショップ機能もあります。

上手く活用し、ビジネスチャンスに繋げましょう!

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