【ライブコマース】日本企業の事例|市場状況から読み取る今後の展望

今回の記事では日本での市場状況をもう少し詳しく調査し、合わせて日本企業での事例集を紹介します。

前回の記事ではライブコマースの海外市場の状況を主にお伝えしました。

↓↓ライブコマース:海外市場の状況はこちらの記事でチェック↓↓

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日本での認知度は約20%とまだまだ低いです。
しかし、海外市場の状況・GAFAの参入具合から考える需要の高さをみると、今後日本でのライブコマース市場も右肩上がりに成長すると予測されます。

ECサイトにライブコマースを導入すると売上UPの効果が期待できます。
今後さらに成長が見込まれる市場であること・日本企業ではすでに成果を挙げられている企業もあり、注目すべきと言えます。

まだ大きく注目を集めていない、今が参入のチャンスですよ!

※今回記事に記載しているデータおよびグラフの引用・参考サイトはこちらです。
→→ライブコマースの動向整理(2020年6月)

 

目次

ライブコマースの市場状況

日本でのライブコマースの市場状況を詳しく見ていきましょう。

■認知度|聞いたことがあるを含め約20%

「ライブコマースという言葉を聞いたことがある」を含めた認知度で20%程の割合です。
内容を含め、十分に理解している方の割合はわずか4%という結果が出ています。

2020年の調査時点では「ライブコマース」という言葉自体を知らない方が約80%と圧倒的に多い状況です。

 

■利用状況|商品購入経験のある方は3%

前章の認知度で約80%の方が「知らない」と回答したため、ライブ配信を見たことがないと回答された方がほぼ同数の80%となっています。
残り20%の方がライブコマースを視聴した経験のある方ですが、購入経験のある方はわずか3%と非常に少ない結果となっています。

しかし、ライブコマース自体の認知度が上がれば購入経験者の割合も増えると予想されるため、ライブコマース自体が悪いという事を示しているわけではありません。
ライブコマースを世間がどのようにとらえているのか?については、次の調査結果が参考になります。

 

■利用意向|使ってみたい方は30%

ライブコマースを知らなかった方に対し、ライブコマースとは何か?を説明した上で得られた回答です。
30%弱の方が利用への意向を示す結果となりました。

まだまだ認知度自体も低く、本調査で回答を得るための説明だけではライブコマースというものを想像するには難しかったのかもしれません。

ライブコマースはライブ配信を使った実演販売のため、リアルタイムの時間に視聴が出来なければ参加できないというデメリットがあります。
もしこの部分に難色を示されているのであれば、アーカイブに残すなど対策が必要になってきますね!
今後の利用意向の動きに注目です。

 

■ライブコマースの良いと思う点

上記、利用の意向を示された方にライブコマースが良いと思った点について尋ねて得られた回答です。

<回答が多かった、良いと思った点>
・画像やテキストでは分かりにくい商品の様子を動画で確認できる
・買い物をする時、不明点や疑問点を確認できる
・価格や商品の評価をその場で確認できる

この3つについてはECサイトのデメリットを補う、ライブコマースのメリットと一致します。
ECサイトと比較し、ライブコマースを導入した場合の売り上げがUPするという説は以上のことが理由と考えられます。

他にも
「臨場感がある」
「安心感がある」
「配信者とコミュニケーションが取れる」
「視聴者数や購入状況が確認できる」など
リアルタイムで実施するライブコマースならではといった理由も挙げられています。

 

ライブコマースの日本企業での事例集

ライブコマースを導入している日本企業の事例を紹介します。
今回の事例では「衣類」「化粧品」「お歳暮」を取り扱った企業です。
いずれの商品も実際の使用感や取り扱い方がライブで詳しく確認できること、気になる事・質問があればその場で確認ができ、商品情報をより詳しく手に入れることができる、ライブコマースとは相性が良いものです。

【BEAMS

2020年3月、コロナ禍をきっかけに、計画を前倒しした「BEAMS LIVE」の配信を開始しました。
初回のライブ配信では約6000人の視聴者を集め、約100万円ほどの売り上げがあったとか…!

BEAMSのライブコマースは自社で開発したシステムを使い、ライブ配信の視聴→商品の購入→決済までの一連の手続きが可能となっています。
現在は週1回、1回あたりの配信時間は約1時間のペースで運用されています。
→BEAMS LIVEサイトはこちら

 

【SHIPS

「SHIPS SHOPPING TV」と称し、2020年5月よりライブコマースに参入しました。

ライブコマースでの商品購入率はECサイトと比較し、1時間の配信で約7倍に増加。
アーカイブに残した動画を、後日視聴した方による購入率も約4倍と増加がみられています。

現在は週1~2回に1度のペースで配信されています。
サイトにはライブ配信のアーカイブも残されており、自由に閲覧ができます。
→SHIPS SHOPPING TVサイトはこちら

 

【三越伊勢丹

2020年10月にライブコマースを導入し、過去配信された「三越伊勢丹お中元ライブコマース」では、視聴者は3万人を超え、売上も過去最高額に到達しました。

「オンライン接客アプリ」の運用もスタートしているため、今後もライブコマースを使った販売手法が活発化すると予想されています。
→三越伊勢丹ライブショッピングサイトはこちら
※イベントによってライブコマースを導入中(不定期開催)

 

【資生堂】

2020年から日本国内向けにライブコマースを導入しました。
もともと越境ライブコマースとして中国で展開をしていましたが、このたび日本でもサービスを導入しました。
資生堂のライブコマースでは、ビューティコンサルタントによる商品の特徴紹介・使用方法のアドバイスを提供しています。
→資生堂ライブ配信の案内はこちら

[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://fukuoka-doga-studio.com/wp-content/uploads/2022/03/太郎社長.jpg” user_name=”太郎社長”]今回は一部の企業を取り上げて紹介しましたが、他にも有名な大手企業がライブコマースを導入しています![/speech_balloon_left1]

 

まとめ

日本での認知度は低く、まだまだ軌道に乗っていないライブコマースですが、海外での市場は右肩上がりに成長がみられ、GAFAなどの大企業でも取り入れられています。
そんなライブコマースですが、日本ではすでに導入している大手企業も存在し、今回例を挙げた、BEAMS・SHIPSなどのファッションブランド・三越伊勢丹・資生堂では大きな成果が得られています。

取り扱う商品・サービスとの相性はありますが、工夫次第でライブコマースの導入は可能だと考えます。
ECサイトではできない、タイムリーなコミュニケーションが可能なライブコマースの特性を生かし、ビジネスチャンスを掴みましょう。

認知度が低い、今が参入のチャンスですよ!

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