『物件の情報を動画で配信していきたい』
『でも具体的に動画をどう使っていけばいいのかわからない』
『良い参考事例があればみてみたい』
今回の記事ではそんな方に向けて
【今知っておきたい不動産会社の動画配信事情】【活用事例やポイント】を紹介していきます。
この記事が御社の動画活用の参考になれば幸いです。
参考にしたい!不動産業界の動画活用シーン
ではさっそく、[物件紹介動画]と[ノウハウ発信動画]の2つのカテゴリに分けて活用事例を紹介していきます。
さらに『なぜうまくいっているのか』についても分析をしてみました。
ぜひ、自社の目的に合わせた活用事例の参考にしてみてください。
物件紹介動画
物件紹介動画の目的は、「欲しい情報をわかりやすく伝え、疑似体験をしてもらう」ことです。
例えばよく内見で気になるのは
・南向き、日当たり良好って書いてあるけど実際の日当たりは?
・内装はキレイ?
・収納面は?広さはどう?
など、実際に見てみないとわからないことってたくさんあると思います。
そういった間取りや図面だけではわからない部分を動画にして伝えることで、よりリアルに、部屋の雰囲気を感じることができ生活のイメージを持ちやすくなります。
以上のことから、”好きな時間に好きな物件をいつでも見学できる物件紹介動画”は、お客様にとっても会社にとっても両方にメリットがあります。
では次に、物件紹介動画を上手く活用している企業をいくつかご紹介します。
住健ハウジング
株式会社住健ハウジングの物件紹介動画です。
こちらの動画は全方位360度動画でぐるりと紹介されていて、まるで現地見学をしているかのようなそんな感覚になります。
- パソコンやスマホから自分の好きな方向を自由に見れる
- 気になる場所を自分で操作して確認できる
- 単純にみていておもしろい
などなど、見ている人にとっても飽きがなく、会社としても物件の詳細をよりリアルに伝えることができます。
また、
『現地まで行って見学するのは気が引ける』
『忙しくて現地までいく時間がない』
そんな人の背中を押してくれる新しい営業ツールのひとつにもなっています。
arrch_house
こちらの会社は、Instagramの活用がとてもうまい事例です。
room tourとして[リール]に30秒で全体の家の雰囲気をギュッと詰め込み、もう少し詳しく見たい人は[IGTV]へと誘導しています。
さらに「施主様邸のWEB見学会」というテーマで、インスタライブも定期的におこなっておりフォロワーとのコミュニケーションも活発です。
使っている材質や間取りなどの質問に答えたり、arrch_houseで働く社員の雰囲気や思いなども知ることができ、お客さまとの関係性やアットホームさが伝わってきます。
またInstagramは他のSNSに比べ10代後半から30代前半の女性ユーザーが多く、投稿へのアクション率(いいね、保存)が高めのSNSです。
#マイホーム記録 #家づくりなどの検索ワードですでに100万件以上の投稿があり、個人の体験をもとにした情報発信も活発です。
『女性のターゲット層に向けて配信したい』
『動画の入り口を増やしたい』
そんな方におすすめのプラットフォームです。
YouTubeに加え、Instagramも併用していくと上手く活用できると思います。
フージャースホールディングス
働く女性のための新築分譲マンションとしてモデルルームの紹介をしています。
約90秒の短い動画ですが、それだけでも十分物件の雰囲気が伝わってくるのが動画の強みでもありすごいところです。
この動画では、
①リビングダイニングキッチン編
②ベッドルーム、収納編
③水回りの紹介
3シリーズに分けて動画を投稿しています。
ひとつの動画で全てを紹介するのではなく短編ずつ分けることで、グルグルとチャンネル内を回遊し、動画を見続けてもらうよう考えられています。
「◯◯編ということは他のはどんな感じだろう」
↓
関連づけされた動画のハッシュタグをクリック
↓
他の動画をみる
↓
さらに気になった人は公式HPへ
物件紹介以外にもノウハウ系も発信しているので、マンション購入を検討している方にとってはついつい見てしまうのではないでしょうか。
ノウハウ発信事例
ノウハウ系の動画では、「見込み客との関係性をつくる」これが目的です。
そのためには、
・質の高い価値のある情報を提供する(過去の経験など自分にしかないネタは強い)
・知名度をあげて見込み客と関係性をつくる
ことがポイントです。
自分をタレント化して、「この人の言うことは聞いてみよう」と価値を認めてもらえれば上手く回っていきます。
それでは、ノウハウ発信がうまいなと感じたものを2つご紹介していきます。
ラグジュ建築と不動産
設計士自らが、家づくりの知識や買っちゃだめな不動産など幅広いテーマでノウハウを発信しています。
また、【間取り実況ライブ】というオリジナルコンテンツも人気です。
説得力のある言葉とすこしクセのある語り口が人気で、チャンネル登録者数は7.5万人を誇っています。
(2020年2月時点)
見た目は普通のおじさんですが、キャラクターがたっておりファンがしっかりついているのがコメント欄をみてもわかります。
“タレント化”とは、まさしくこのようなことを言うのではないでしょうか。
姫路の工務店クオホーム 注文住宅
こちらのチャンネルでは、家を長持ちさせる方法や賢い家づくりが出来る方法を解説されています。
また動画の始めに自己紹介が挟まれていて、はじめて動画をみた人に「この人の話しは少し聞いてみようかな」と思ってもらう工夫が上手です。
そして動画の最後には「つづきはメルマガで」とメルマガ登録も促しています。
さらに動画の詳細欄には、「家を建てた後にかかる費用を下げる方法がわかるWEB版ガイドブックを無料進呈中」と動画からの導線もしっかり作り込まれています。
[動画→メルマガ→無料相談]への集客の仕組みづくりがとても参考になるチャンネルです。
不動産会社で動画を活かそう!
今回は不動産業界の動画活用として、活用事例とポイントについて解説していきました。
なんとなくイメージはつきましたでしょうか?
今回紹介した人たちを見ているとなんだかすごすぎて、
「自分の会社はこんな風にできるのか…」
「今から参入してももう遅いんじゃないのか」
そんな風に思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、安心してください。
YouTubeでは不動産系のチャンネルはまだまだ少なく拡大が見込めます。
さらに動画はコンテンツとしてストックがしていけます。新しい営業ツールにもなるのでぜひ前向きに考えてもらえればと思います。
「そんなこと言ったってやっぱり一歩がでない」
「自分たちだけじゃ正直不安」
「とりあえず話しを聞いてほしい」
そんな方はぜひ一度弊社にご相談ください。
今あなたの会社にとって必要かどうかも含めてアドバイスさせていただければと思います。